外国人看護師候補者さんと国家試験合格に向けて頑張っています!  #21 

こんにちは!

今回は、外国人看護師候補者の方の

国家試験対策の話です。

2019年2月~2022年2月まで2人の候補者の方の

講義を担当させてもらいました。

(2022年3月からは、あらたに1人の候補者さんと

 一緒に頑張っています)

 

前回の方はインドネシアから来られた男性2人です。

初講義は思い出すとまた緊張するくらいほんとに

がちがちでした。でも2人のビックスマイルと握手

そして深々と丁寧なお辞儀。私の極度の緊張感が

スーッとやわらいだのを思いだします。

それから講義を重ねるごとに2人の片言の日本語も

上手になり広島の方言や日本の笑いのツボまで

マスターされていきました。

 

2人の日本の看護師の資格を取得したいという

強い強い思いは毎回の講義で伝わってきますが、

自分がなかなか思うような講義ができなくて

落ち込むばかりでした。

今まで日本の学生の講義を経験してきたし

外国人の方も日本の国家試験を受験をするの

だから少し工夫をすれば大丈夫だろうと安易に

考えていたことが大きなつまづきとなっていた。

 

個別に継続していく学習方法は個人の特性により

講義の内容も変わります。今回はその上に母国、

文化の違いがありました。言語、食・住まい・

教育・医療・信仰などそれぞれの国の特徴、違い、

すばらしさがあります。しかし国家試験の看護の

優先度を問われる問題など文化の違いで理解

しにくいまた伝えにくいことがありました。

 

時間を重ねて母国の話や育ってきた環境や

土地の話、日本に来たいと思った話など何気

ない会話を繰り返すこと。そして日本で育ってきた

私の環境や家庭、日本の文化を話すことで、

理解しがたいことを少しずつ分かろうと

するようになってきました。

 

外国人看護師候補者のみなさんと一緒に勉強して

きて私のほうが多くのことを学ばせてもらいました。

知識を相手に伝える、理解してもらうには、

まずは相手の特性を丁寧に理解しようとする姿勢が

大切だとあたらためて感じました。