第110回 看護師国家試験を受験するみなさんへ 【解剖生理について】  #8

こんにちは。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため緊急事態

宣言で、勤務・学校生活も今までと違う環境と

なり大変だと思います。

私も、医療・国試対策に携わり、多くの緊張と

環境の変化で戸惑いながら頑張っています。

私たちの生活・命を守るために最前線で

闘っている方々に感謝し、今、私たちにできる

ことを精一杯やっていきたいと思います。

 

それでは、今日は受験生のみなさんが多くの

苦手意識がある解剖生理の対策についてのお話

です。

出題基準では、「人体の構造と機能」になります。

国家試験や模擬試験では、正答率は、およそ50%

をきることもあるような科目です。

私も学生時、大の苦手科目でした。

解剖生理は、疾患・看護を理解するための

大切な基盤となります。ここが弱点で、苦手

意識が高くなると、病態生理・検査・治療・

看護を理解することが難しくなります。

さらに単純な暗記で対応する問題しか解けなく

なります。そして、解剖生理は、講義、実習、

国家試験の勉強のためだけの科目ではありません。

臨床現場でも常に継続して勉強する必要があり

ます。

 

それでは、どのように対策していくか?

学内の講義、そして実習での受け持ち患者の

理解を深める時など、どんな時も解剖生理

(正常機能・役割)について関心を持ち、

テキストを開きながら理解を深める 

地道な作業が最も大切です。

自分が理解したことを頭の中のイメージを

絵、図、自分の言葉で整理します。それを

付箋などにまとめテキスト内の理解した場所に貼り

付けておこう。その作業が知識を定着化させ、

後で読み返すと、どんなテキストの言葉よりも

自分に響きます。そして、さらに過去問題集から

整理した内容の関連問題を2~3問題を解いてみる

ことで、さらに知識が深まり国家試験対策に

つながります。

 ★わかった!→知識を整理!→知識を確かめる!

この繰り返しがとても大切です。

講義、予備校の講座など多くの場所で学習しても

最後は、自分の机で自分が理解する! 

だから知識が自分のものとなります。

今、解剖生理のわからないところ、気になるところ

小さなひとつを克服するために頑張ってみよう!